卒業生からの研究室紹介
2012年度(2013年3月)

PhD. student:

 First of all I feel proud to be a part of Hirose laboratory. I learned so many things about both academic or non-academic here. Three years before I started my journey in this lab and although my journey was not always smooth but I received lot of help, support and encouragement from the lab members in Hirose laboratory.
 I will miss my experience during my PhD; my lab mates and my Mentor. Thank you Professor Hirose, for all that you have taught me − for introducing me to the fascinating world of rainfall forecasting, for helping me to develop a more accurate and critical scientific thinking. Especially for the valuable advices on representing the research work. Thank you, all my lab mates, for three wonderful years - for all the fun and the valuable lessons we learned. Although we may be separated by time and distance in the interim, nothing will diminish the important role that you have and always will play in our lives. Thanks to all from Hirose lab, for providing me with myriad opportunities for growth during my time here as a PhD student.

Master students:

 これから研究室を決める皆さんは廣瀬先生のことをどれくらい知っていますか?多くの方が講義でしか接する機会がないため,おそらく先生に対する印象はそう良くないと思います.なので廣瀬研究室を敬遠される方がいるかもしれませんが少し待ってください.これまで皆さんが見てきたのは講義をする先生であって,研究者・指導者としての先生ではありません.
 廣瀬研究室を知ってもらうために,まず先生のHPにある研究業績を見てください.廣瀬研究室は年に20本以上の論文を投稿しており,研究活動が活発であることが分かると思います.またシステムの学科HPのTOPICSを見れば,その多くが廣瀬研究室に関するものです.量だけでなく研究の質も高いことが分かると思います.このような研究室はシステムでは廣瀬研究室だけです.こんな話をするとレベルが高すぎると感じて余計に敬遠するかもしれませんが安心してください.廣瀬研究室では研究に熱心な先生と頼れる先輩がしっかりサポートしてくれます.多くの学生は「研究活動」というものが初めてだと思います.初めてだからこそ研究活動が活発でしっかりサポートしてくれる研究室で活動したいと思いませんか?
 さて,これまでは研究に関する話でしたが,次は卒業後を視野に入れてみます.卒業して会社に入り,多くの人前でプレゼンする場面を想像してください.今のあなたは自分の伝えたい内容を全て伝えきれるでしょうか?廣瀬研究室を選ぶメリットをもう1つ挙げるとするならば,先に関連しますが研究発表をする機会が多いことです.つまりはプレゼンの練習と実践の機会が多くあるということです.伝えたい事を正確に分かりやすく表現する方法を身につけるには廣瀬研究室は最適な場所です.修士はもちろんですが,学部生でも積極的に学会で発表を行うことができる点も他の研究室とは違います.
 私の廣瀬研究室での3年間はあっという間に過ぎてしまいました.なぜか?それは研究が楽しかったからに着きます.
 あなたが持ってくるのはやる気だけで十分です.充実した日々を過ごしたいなら廣瀬研究室へどうぞ.

 私は学外からこちらの大学院へと入学しましたが、当研究室を選択し本当に良かったと思っています。入学前は全く分野の違う研究を行なっていましたが、先生や先輩方からの指導もあり複数の実績を残すことができました。
 他年度の紹介文にもあるように先生は研究熱心で、積極的に指導して下さるので、論文の書き方や研究に対する考え方が身についたように思います。また、学会発表への参加機会も多く与えて下さるので、早い人はB4からそういった場に立つことができ、非常に良い経験となると思います。
 
また研究室は留学生が多く、英語で話す、英語を聴くこともよくあり国際色豊かな研究室となっています。総じて、大学院進学を考えているB3の方は、是非廣瀬研究室での研究を考えてみませんか?

 私は3年前、第一志望で廣瀬研究室を志望し、これまで研究してきました。非常に難しい分野を提案して頂き、様々な経験を経て修了することとなりました。自発性を尊重する研究室であり、自分のペースを守りながら様々なことに挑戦できました。また留学生が多いことや、セミナーで研究室メンバーの進捗報告を聞けることなど、多くの刺激を受けながらここまで頑張ることができ、非常に活発な研究室という印象を持っています。併せて学会にでる機会も多く、とても貴重な体験をさせてもらいました。
 これから社会に出ても、廣瀬研究室で得た知識・経験を活かして頑張って行こうと思います。
 

Batchelor students:

 廣瀬研究室の雰囲気は真面目で,和やかで,先輩方もよく相談に乗ってくれてーーというのは,もう伝統のようです.過去の研究室紹介を見ればよくわかりますし,それは現在でも変わりません.また,他の人も,色々と書いていると思います.

  そこで僕は,「信じる者は救われる」と題して,ちょっと変わったことを書きたいと思います.高専にいた時から,研究室などを決めるときに最も重要視しているポイントがあります.
・この人のもとでなら,研究がきつくても頑張れそうだ,と思える先生であるか
・研究できるような雰囲気の研究室であるか
の2点です.
 まずは,教授のことが好きか・尊敬できるか,ということが大切だと思います.研究してて,ゼミとかできついこと言われることは多々あります.そのとき,嫌いな先生から言われるのと,好きな先生から言われるのでは,次への繋がり方が変わってくると思います.
 また,同期の人がまじめに研究をするかどうか,先輩方が熱心に指導してくれるかどうかも非常に大切なポイントだと思います.「研究したくねー」とか思った時に,同期が一生懸命だと,「自分も頑張らなな」って立ち直りやすいと思います.また,研究が行き詰まった時に声をかけてくれるような先輩がいると,嬉しいだけでなく,アドバイスも貰えたり,自分が気づかいミス等を指摘してくれるので,研究が進みやすくなります.とはいえ,これも,信頼出来る・尊敬できる先輩であればこそだと思います.
 最後に,上記2つを踏まえていれば,研究内容なんて,なんでも良いと思います.どんなテーマであれ,最初はつまらなくても,頑張ってやってれば,そのうち楽しくなってきますよ.つまり,「研究室の先生・先輩・同期を信じることが大切だ.信じて頑張れば,自分の研究もうまくいくだろう」ということです.もはや宗教ですね.
 そんなことを考えながら,僕は廣瀬研究室を選んだわけです.いいところですよ.

  みなさんは廣瀬先生に、どのような印象を持っているでしょうか?
  私の、廣瀬先生への第一印象は「何を考えているのか良く分からない人」でした。この印象は主に確率論や統計などの講義の際に感じたものです。私の場合、必修講義の他にも奇想天外デザインコンテストや技術要論の講義の際にお世話になりました。基本的にこの印象は変わりませんでしたが、「なんだか自由な人」という印象も感じるようになりました。この時はすでに研究室選択の時期を目前に控えていました。研究内容も当然加味しましたが、先生の印象に惹かれて迷わず第一志望に挙げました。
  この判断は正しかったと思っています。非常に主観的ですが、まず「なんだか自由」な感じは本当にその通りで、廣瀬先生は自分が好きなこと・興味を持ったもの何でも触れてみる人です。いろいろな事を考えているので、傍から見ると「何を考えているのか良く分からない」感じがするという結論に至りました。
  もしあなたが興味・好奇心が旺盛で、自由な感じを求めているなら、廣瀬研究室を候補に入れてみることを強くおすすめします。

 3年時の研究室紹介で、「統計は社会の基礎」という廣瀬先生のお言葉と、留学生の多い廣瀬研究室の環境に魅力を感じて、ここを第一に志望しました。しかしわたしは、確率・統計・数値計算の授業の点数は良くなく、3年までの授業で理解していたかと言われるとそうではありませんでした。そこで、木曜のゼミ以外、自由にスケジュールが組めるという好都合な環境で、研究室に配属されてから、もう一度授業に出ました。
 「習うよりも慣れろ」ということわざがありますが、座学で学ぶよりも、研究していく上で理解が深まり、統計の楽しさ、素晴らしさを身をもって体験しました。また、先輩も先生も、ほぼ毎日研究室にいらっしゃるので、分からないことがあれば分かるまで教えてくださります。いろんな分野に精通している人の集まりですので研究以外の会話もとても面白いと思います。やるときはやる、メリハリのある良い雰囲気の中、研究をすすめる事ができると思います。
 研究内容は、自分が興味があること、面白いと思うことを第一に、先生と相談しながら決めていきます。思いつかなくても先生は様々な案をくださります。
卒業論文の書き方から、プレゼンの発表まで、先生も先輩も丁寧に教えてくださります。時には夜遅くまで先輩は発表練習に付き合って下さりました。
 院に進学しないことを度々悔やむほど、一年間とっても良い恩師と先輩に囲まれていました。確率・統計に興味がある人はもちろん、自分で目標の設定ができる人、英語で話す習慣が欲しい人
に強く廣瀬研究室をお勧めします。

 私が廣瀬研究室に行くことを決めた理由は3点あります.
まず1つ目は,英語が身近な環境に身を置きたいということ.廣瀬研究室は半分近くが留学生です.そのため,留学生と交流する機会が多いと考えました.実際に入ってみて,私は英語で留学生と接する勇気はありませんでした.しかし,留学生同士や先輩方が英語で毎日会話しているので,それを聞いているだけでもかなり英語の勉強になりましたし,英語が前より聞こえるようになりました.
 次に2つ目の理由は,データを正しく見る力を身につけたいということ.最近様々なメディアで統計という言葉を聞いたり,ワイドショーではあるデータに対する解釈などが説明されていますが,「本当にその解釈,説明は正しいのか?」と思うことがしばしばありました.社会に出たらメディア以外でも色んなデータを目にすることがあると思います.将来,データを誰かの言う通りの解釈で鵜呑みにするのか,それとも自分で理解して考えるのかということを考えたとき,僕は自分で正しくデータを理解する力が欲しいと思いましたし,それはこの情報が溢れた時代では必須能力ではないのだろうかと考えました.
 そして3点目は,廣瀬先生の人柄です.授業を受けていて,廣瀬先生の感覚は面白いし好きだなと感じました.授業は難しくてよくわからないことが多かったですが,先生の感覚は好きでした.先生は,やる気のある生徒にはきちんと答えてくれる先生です.自分で動けば力を貸してくれます.しかし,待っていても何かお節介をかけてくれる先生ではありません.
 研究室の雰囲気ですが,研究室はコアタイムも木曜日だけで基本的に自分の裁量で研究時間を決められます.そのため,僕のイメージですが,先輩方は自分でプランを立てて,コツコツ努力するタイプの方が多いように感じました.先輩方は優しい方ばかりです.研究をさぼっていたせいで卒業論文が間に合いそうにない私のために,自分の研究時間を削って夜遅くまで手伝ってくれるような先輩方です.学会に行く機会も他の研究室より多いと思うので,自ら進んで学ぶ姿勢のある人にはとてもいい環境だと思います.研究室の雰囲気もいいですし,僕はこの研究室に来てよかったと思っています.

 A lot of help from Hirose sensei and seniors from lab as well as a little help from coffee, I was able to research and finish my interesting one year at Hirose lab. It was an interesting year. For my point of view as an international student the lab was very welcoming and warm. Senior students could speak English very well and were very friendly to me. I would specially like to thank Mr. Sakumura and Mr. Tokunaga for the immense help they provided during my stay there.
 For all new students getting in Hirose lab, I would like to give some tips and advice I learnt over the year I was student there. First of all, communicate well. Make friends with seniors and juniors and always ask for help whenever you are stuck. Regularly show your progress. Second, talk a lot with sensei. He is very friendly and will always have good advice in hand for you. You can talk things not related to studies too, he often provides good advice on things out of studies. Third, gain as much knowledge as you can. Listen to seminars carefully, make good notes, present a lot and keep interest on things other than one you are learning. It is always helpful to know more things. Also, train yourself in more than one programming language. Some languages are made for purpose suitable for one kind of work and others for other kind so learning more skills will help. And last, stay calm and persevere for good results. Good luck! Godspeed.

 廣瀬研究室には、学生が成長するための環境がしっかり整っていると思います。
 確率・統計の知識が3年までの授業で十分に理解できていなくても、研究室でさらに理解を深めることができます。「授業が難しかったから廣瀬研はやめておこうかな」という考えは損です。もちろん自分で学ぶことが第一ですが、分からない内容については、廣瀬先生はもちろん、先輩方がしっかりと教えてくれます。
 研究室の一日の流れは、ほとんど自由に決めることができます。毎週木曜にゼミ(研究の進捗報告や発表練習)があり、それ以外の時間は研究を進めます。自由に決めることができるので、研究を疎かにしない範囲でバイトや就活にも取り組むことができます。
 研究室内の雰囲気は、それぞれがリラックスした状態で研究に取り組んでいます。コーヒーを飲みながら資料を見たり、先輩や友人に研究についての些細な質問をしたり、息抜きに雑談や食事に行ったりしています。
 研究については、どのようなことに取り組みたいか・研究したいか、といったことを第一に聞き入れてもらえます。何を研究すべきか分からない状態でもいろいろな案を提示してもらるので大丈夫だと思います。研究の大きなテーマが決まった後、どのように進めるべきか、何から取り組むべきか、といったことも先生や先輩方に相談できます。卒論前には、論文・アブストの添削、発表のアドバイス、模擬発表練習など、多くの面でサポートしていただけます。本当に勉強になることばかりです。
 自分は廣瀬研究室を選んでよかったと心から思っています。多くの後輩に廣瀬研究室を勧めたいです。