卒業生からの研究室紹介
2010年度

The lab environment is very friendly andcompetitive. In the weekly seminar, one can present and discuss about the method he/she is studying. This is a wonderful opportunity for everyone to share the ideas with other members. I shall recommend others to join this lab because, in this lab, one can work on updated and demanding research areas of the world. People who are interested in working on item response theory, pandemic disease simulation, data mining methods and application to difficult classification tasks, machine learning methods and application to environmental science and efficient subset selection for regression task (for example car auction) can apply for a position. The person who is interested in joining this lab is recommended to have some knowledge on programming languages like Java/C++/C and statistical/engineering software R/Matlab with background related to Statistics and Computer science.

廣瀬研は「多様」です.
研究テーマは,「テスト理論」,「感染拡大予測」,「推薦システム」など多岐にわたっています.その根底には確率論,統計学,数値計算があり,そこから派生しています.最近では,各テーマが横につながり始めており,そこに大きな魅力と可能性を感じます.
研究室メンバは,日本人,中国人,バングラデシュ人など国際色豊かで,非常に多彩です.共通言語として英語を用いるのですが,もちろん日本語も大丈夫です.英語の勉強としても,日常会話から学ぶことができます.それだけで価値があると言えます.
また,人種だけではなく,その学年もドクターから学部生までいます.研究,就職,計算機,サーバなどの多くの知識を学ぶことができると思います.
研究活動は,週に一度の定例セミナー以外は基本的に自由です.ですので,向上心が無い方にはきついかもしれません.逆にやる気がある方にはうってつけの研究室だと思います.ご指導くださる廣瀬先生は随時相談に乗ってくれます.
学会発表の機会にも恵まれますので,非常に有益な経験を多く積むことができると思います.
やる気のある方は,是非一緒に研究しましょう! 年で

始まりは2年の後期でした.初めて廣瀬先生の講義,確率論を受けてから,確率世界の難しさや,思い込みを覆す意外性に魅了されました.
4年になり研究室に配属され,確率,統計学の分野に没頭しました.前期のゼミで確率の基礎を学び直し,多くの発見と,己の未熟さをかみしめる事が出来ました.それが自分の原点となり,後期の大学院の講義や,学会発表など,多くの機会に巡り合いました.研究室は,先輩や留学生がいつも居て,分からない事や研究の質問をし易い場でした.向上心を欠くことのない研究室の雰囲気と,次々にチャンスを与えてくれる廣瀬先生に感謝しています.

廣瀬研の研究テーマは,顧客情報などの膨大なデータから統計的手法を用いていろいろな解析を行うデータマイニングや,伝染病の急激な蔓延をシミュレーションするパンデミックシミュレーションなど,多種多様な分野にわたっていますが,どのテーマも最終的なゴール(目標)は「予測する」ことです.廣瀬研の研究テーマはよく難しいイメージを持たれやすいです.そんなことは全く問題ありません.研究に行き詰ったり,勉強で分らない所があったときは廣瀬先生や廣瀬研の先輩方が理解できるまで丁寧に教えて下さるからです.難しいからこそ達成感は半端ないです.研究や勉強を頑張りたい人にとっては,廣瀬研は研究をする環境がきちんと整っているので,やる気のある人はぜひ廣瀬研究室に入っていただきたいです(自主性,独自性をお持ちの方は特に!!).
また廣瀬研究室には留学生が多く所属している国際的な研究室です.そのため,ネイティブな英語を日常的に耳にする機会も増えますので,英語を上達させたい人にもオススメです.中国からの留学生もいますので,中国語を学びたい人もどうぞ.
廣瀬研究室に所属した学部4年生は卒論を受講するのが基本になりますので,卒論の受講を予定してない人や勉強したくない人は遠慮された方がいいと思います.
研究室メンバーにも恵まれ,とても有意義な3年間を過ごすことができました.発表資料に対する後輩の的確なダメ出し,非常に助かりました.
最後に廣瀬先生,3年間ご指導いただきありがとうございました.今後廣瀬研の研究,特にオークション研究がさらに発展していくことを陰ながら応援させていただきます.3年間本当にありがとうございました.

研究室の皆さんは優しく,よく話される方ばかりなのですぐに「研究室」というものにすぐに馴染むことができました.分からないことがあれば,先生や先輩に尋ねると分かるまで教えてもらい,一緒に考えてくれてとても助かりました.逆に分からないことを分からないままでいると後々困ることになることを学んだ1年でもありました.
先生は良いことは良い,ダメなことはダメとはっきり言われる方で,良い意味で厳しく指導して頂きました.また,研究という経験がほとんど無いにも関わらず学会で発表する機会を与えてくださり感謝しています.
1年間,楽しく有意義な時間が過ごせました.ありがとうございました.

この研究室の良いところは先生や先輩方の熱心な指導だと思います。卒業論文作成にあたり、先生や先輩方から、ぎりぎりまで非常に熱心な指導・アドバイスを頂きました。そのおかげで、なんとか卒業論文の形にすることができました。また先生や先輩方が優しい人達で、日頃から気軽に会話できる雰囲気のいい研究室で過ごしやすかったです。
この一年本当にお世話になりました。ありがとうございました。

前学期では、毎週決まった曜日にセミナーを開いて確率論やデータ統計・解析の勉強会をします。具体的な内容は、確率分布関数や確率密度関数などといった、これまでの講義で教わった基本的なものから、講義ではあまり触れなかった、様々な確率分布や統計的推定法のような、いわば応用的な内容についても広範囲にわたってみっちりやります。ただしテキストは英語です。その他には博士課程、修士課程の先輩方の研究のセミナーを聞き、この研究室でのキャッチフレーズである「データを科学する」という事を具体的に理解していきます。後学期では、前学期で習った知識を基にして、自分の研究テーマを決めて、卒論・卒研に打ち込みます。
学部4年生というのは研究室においては分からないことがいっぱいありますので先輩方にとにかく聞くという姿勢が大切だと思います。この研究室の皆さんは親切な方ばかりですので聞きやすい環境ではないかと思います。
最後に殆ど力になれませんでしたが1年間温かく見守って下さった廣瀬先生、研究室の皆様、本当に有難うございました。