修了生、卒業生からの研究室紹介(感想)
2006年度

私は、廣瀬研究室は自分を成長させるチャンスが多い場所だと思います。わからないことを質問に行けば何時間でも教えてもらえます。企業との共同研究を通して、学内ではできない勉強をすることもあります。早くから学会での発表も経験できます。国際会議での発表チャンスも頂けます。ゼミでは研究内容だけでなく、もっと大きな視野を持った話(お笑いから世界規模の環境問題まで)で盛り上がる事もあります。しかし、これらのチャンスを生かすかどうかは自分次第です。自らがやる気を出さなければ何もできません。しかし、自らやる気を出し取り組もうとした場合、ここではしっかりと後押ししてもらえます。私も、企業との共同研究を通して外部の方々と多く接する機会を得ました。長期休暇には、海外旅行にも行きました。就職活動には思いっきり専念しました。廣瀬研究室は、自分の責任の範囲内であれば、何でもできる研究室だと思います。

この研究室の特徴は、研究の分野が多岐にわたっているということです。『データを科学する』という点で共通ですが、データマイニング、信頼性の解析、推定、同定、項目反応理論、学生ごとに割り当てられた研究テーマはほとんどバラバラです。ここまでバラバラなことをする研究室も少ないのではないでしょうか。みんなでバラバラなことをするというのは学生同士で奥深くまで議論できないというデメリットも孕んでいますが、広くいろんな知識を吸収できるというメリットの方が大きくて気になりません。ここの研究は数学系寄りで制御理論や物理をほとんどつかわないので、学部までに学んできた内容があまり生かせないかもしれません。研究室に入ってからたくさん勉強しないといけないかもしれません。研究室はみんな和気あいあいとしていて雰囲気もとってもいいです。先輩が後輩を指導する流れもできていますし、『ここの研究室の研究、難しそう』と思って入ってもらっても何とか食いついていけることでしょう。研究のことでいろいろ悩んだこともありましたが、ここの研究室で研究できて本当に良かったと思います。

当研究室では、データマイニングやデータ解析などを行っています。私は当研究室でデータマイニングを研究してきました。いずれの研究テーマも、「データ解析」や「数値解析」などの講義で学んでいたことが役に立つと思います。ただし、その辺りの知識はゼミで改めて学ぶことになりますから、やってみようという気があれば、最初から知識を持っていなくても特に問題は無いと思います。研究室の雰囲気はとても良く、みんな和気藹々と研究しています。わからないことがあるときや、意見を聞きたいことがあるときなど、お互い気軽に相談できる研究室です。とくに、B4生が困っていたら先輩は張り切って助けてくれるかもしれません。研究室に拘束される時間というのは週に1回(ないしは2回)程度のゼミの時間だけです。研究の進め方に関しては学生の自主性に任されています。

廣瀬研究室は、データ解析やデータマイニング、寿命解析などの「統計」を用いた分野を扱っています。ケーブルやGISなどの電気関係のデータを扱えるのも廣瀬研の特徴です。廣瀬先生は、非常に多忙ですが、学生個人個人に対してしっかり指導してくれます。私も研究内容について何度も相談に行きました。しかし、廣瀬先生 は厳しい先生でもあるので、「信念」を持って臨みましょう。研究室のメンバーは非常に仲がよく、個々人の研究の枠を超えていろいろなアドバイスをもらえるのでいろんな意見が聞けます。ゼミでの議論はハイレベルで、なかなかついていけないこともとありましたが非常に勉強になります。

まず、1年間色々な面からご指導賜りました廣瀬先生に、心より感謝致します。1年前の今頃、研究室配属という大学生活の節目を迎え、胸を弾ませながら研究室の扉を叩いたことを昨日のことのように思い出します。去年卒業した先輩が廣瀬研究室でやっていたテーマ(項目反応理論を用いたadaptive testシステム)に興味があり、自分もやってみたいと思ってのことでした。就職を意識していたので、知識の有効年数が長い数学分野なのも魅力のひとつでした。就職活動や教育実習で中々研究に着手できなくて焦ったり、卒業論文の発表が纏まらなくて苛立ったりと、この1年、自分の未熟さを痛感する出来事が数多くありました。そんな私を黙って見守ってくれた先生、励ましてくれた先輩方、支えてくれた同回生には、本当に感謝の言葉もありません。1年間、本当にお世話になりました。皆さんのお陰でこの1年、とても楽しかったです。自分自身も少しだけ成長できたと思います。最後になりましたが、お世話になった先生、先輩方、同回生に感謝の言葉を述べて、終わりの言葉に代えさせていただきます。本当にありがとうございました。

廣瀬研究室には、いくつかの大きな目的に向かってそれぞれが自分のできることを探し、実行している、そんな 風土があります。研究内容も、企業とつながっていたり、社会に貢献できるものがあったりと社会と直接つながっ ている研究が成されていて、卒業しても役に立つことを多く学べるのも大きな魅力です。研究によって使うソフト が違ったり、全く知らない言語を使う必要があったりするのですが、今年の 4 年生も皆それぞれ先輩に教えてもら ったり、自分で勉強して必要な技能を修得したりして、研究に役立てることができています。どれをとってもやり がいのある研究ばかりで、1 年間という期間がとても短く感じました。廣瀬先生も研究や会議でとてもお忙しい方 なのですが、頻繁にメールで連絡とってくれたり、1 日に 1 回は時間を見つけて必ず研究室に顔を出してくれたり ととても研究生を気にかけてくれます。研究室も先輩方がよく面倒をみてくれますし、メンバーも皆中が良いので とても研究しやすい雰囲気が出来ていました。自分は、旅行のため 1 ヶ月休みをもらったり、それが原因で研究に 取り掛かるのが遅くなったりと、とても迷惑をかけてしまったのですが、大学での最後の 1 年をこの研究室で大変 有意義に過ごすことが出来ました。廣瀬研究室を選んで本当によかったと思います。

私がこの研究室を選んだ理由は制御よりも数理のほうが好みだということと先輩が所属していて研究室の様子を聞いていたからでした。友人などに話を聞くと「廣瀬先生の講義は難しいので研究室も難しそうだ」、といいますがそんなことはありませんでした。確かに最初は何をすればいいかわかりませんでしたが先生や先輩から指導をしてもらったり自分で調べたりしていくうちに次第に理解が深まっていきます。“初めからわかっていることを研究しても意味が無い、わからないからこそ研究をするんだ”という話を聞いたときにはそのとおりだと感じました。ゼミのときなどはきついことも言われますがその言葉があったからこそ研究を終えることができたんだなと終わった今だからこそ感じます。研究室の雰囲気もよく一年間この研究室で研究をすることができてよかったと思います。

私は廣瀬研究室の研究内容が一番関心を持てそうだったので第一希望にしました。 希望通りに入ることができました。最初は何をすればいいのかわからなかったのです が、できるだけ毎日研究室にいくようにしました。前期はB4だけのゼミがあります。そ の準備をするために研究室に通う日々でした。後期に入ると研究テーマが段々と決まっていきます。自分は特に何をしたいとかはっきりした意識が無かったため、最初から出遅れました。途中に自分の能力の無さから研究テーマが変わったりと、波乱が続き ましたが、何とか卒業論文の形が出来ました。それは先生と先輩方の協力があった からです。また、廣瀬研究室の雰囲気はゆったりした感じで過ごしやすいです。先輩方はとても協力的であり、先生の的確なアドバイスも研究を行う上でとても助けになり ます。プレゼンの発表練習のときは、積極的に意見を出し合う雰囲気で、また、かなり参考になる意見ももらいました。

廣瀬研究室では、先生先輩方が熱心に指導してくれます。私の研究に対しても熱心に指導していただき、参考になる意見をもらいました。それと研究室の雰囲気が穏やかだったのですごしやすかったです。私が楽しく研究できたのはこのすばらしい環境のおかげだと思っています。先生、先輩方に対して感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。